今回のブログは、国民民主党の103万円の壁見直し(案)と自分の年金受給開始年齢(最善)を再検討しました。
写真日記は、ビワイチ南湖の立ち寄りスポット写真をアップしました。
103万円の壁(基礎控除48万円)と年金受給の壁
国民民主党(玉木さん)の103万円の壁見直し(案)では、
現在:給与控除55万円+基礎控除48万円=103万円
基礎控除額を48万円から75万円アップし123万円にして、
提案:給与控除55万円+基礎控除123万円=178万円へ
この基礎控除75万円アップは2025年税制大綱に間に合いそうにありませんが、来年の参議院選の大きな焦点になり、2026年税制大綱には少なからず見直しされると予想します。
ここまでは現役世代の給与所得に関して見直し優遇となり、下記に私個人(現在58歳)近い将来の年金の所得税や住民税・健康保険料を考えて見ました。
私の場合は、早期退職55歳(退職金受け取り済)で現在58歳6カ月で60歳まで残り約1年半になり、2026年の60歳からの繰上げによる年金受給やiDeCo受け取りが可能となります。
*給与所得の基礎控除48万円と年金所得の基礎控除43万円は紛らわしいので、せめて同じ金額統一にしてくれ!!
年金受給の場合は、所得税の他に県・市町村に住民税と健康保険料が算定され徴収されるが、年金控除60万円(65歳以降は110万円)と基礎控除43万円が住民税非課税世帯で健康保険料が計算されることになる。一般的に年金受給で単身者の住民税非課税世帯は、65歳以下で「103万円の壁」となり、65歳以降は「153万円の壁」となります。
基礎控除43万円が仮に75万円アップされると県・市町村の税収が大幅に減るので各地の知事・市長などが猛反対している状況です。(住民税と分離案で基礎控除据え置き43万円?)
ちなみに、2024年は住民税非課税世帯で健康保険料は24,840円でした。来年3月も確定申告の予定は無く、2024年の収入については、国内株式・米国債券ETF・ドル建て債券の配当金・分配金で約260万円で20.315%以上(米国ETFは更に28.28%)の約60万円の所得税と住民税を納めました。
今までは年金受給額(受給開始65歳で約218万円)が多過ぎて年金受給でメリットが大きい住民税非課税世帯や減免された健康保険料は難しい状況で、65歳に年金受給開始とiDeCo受け取り年金受給を開始すると考えていたが、もし基礎控除がアップされ年金の壁103万円が変われば受給開始時期65歳を再検討する必要があると考えます。
参考にしたYouTubeを下記に添付します。
現状は社会保険;192,240円、住民税;46,100円、見直し後43万円+75万円は「0円」になる
ビワイチ南湖 瀬田川・膳所公園(紅葉)の写真
年金や税金の話は面倒臭いので、気分転換に近所サイクリング(ビワイチ南湖)で11月から始めた写真をアップします。
カメラ:OMシステム OM-5 マイクロフォーサーズ
レンズ:銘匠光学(中華品) TTArtisan 25mm f/2 C
12/5(木) ビワイチ南湖(約59km)時計回り 自宅~琵琶湖大橋~湖岸緑地・志那~瀬田の唐橋~膳所城跡公園~中華そば殿 本店~自宅
iDeCo受け取り年金受給60歳 シミュレーション
来年59歳で2025年の給与所得・103万円の壁(見直し)や基礎控除48万円アップは決まっていませんが、60歳の1年前になるので、来年中に一度は年金事務所に行き年金受給(申告が必要)を本格的に検討する必要があります。
年金受給開始60歳「最強説」がブログ・Youtube界隈で多くあり、健康なうちに貰える年金は貰い、使えるお金(資産)は使った方が良い「DIE WITH ZERO」を念頭にしているので、税金や健康保険料でメリットがある65歳以下で年金の壁103万円の範囲で公的年金等になるiDeCoを年金受け取りで60歳から75歳まで15回を検討しました。
私の場合、すでに退職金は高卒入社36年勤務・55歳早期退職で約2,800万円受け取っているので、退職金控除は大幅に超えていて税金が掛かりました。退職金を貰っている場合のiDeCo受け取りの最善策は、20年期間を後にずらし75歳で一時金(一括)受け取りが税金が少なく良いのですが、健康寿命があるので75歳までは待てません。
下記に表-1.年金控除額一覧を添付します。
表-1.年金控除額一覧
下記のリンク先でiDeCoのシミュレーションを資料-1.iDeCoシミュレーションに添付しました。
iDeCo積立元本632万円
自営業者等、年収0円、年齢58歳、掛金5千円、運用利回り0.1%
資料-1.iDeCoシミュレーション
年金受給開始65歳とiDeCo60歳年金受給開始
年金受給開始は65歳でiDeCoを60歳で年金受給(15回)開始で検討しました。
表-2.年金65歳受給開始の年金+iDeCo年金受取60歳+NISA運用と図‐2.年金受給65歳 国民年金と厚生年金+iDeCo+NISA4階層イメージを添付します。
年金受給額の予定金額は、誕生月6月なので毎年5月頃には更新され年金機構のHPで確認し年金定期便PDF版をダウンロードしています。
年金受給額は、65歳受給開始で2,188,709円となります。最近はインフレ・スライドで2%位アップしています。(年金繰上げで60歳受給にすると年金合計金額は1,660,835円に減額されます。iDeCoと合わせると年金の壁は確実に超える...orz(>_<))
iDeCoは60歳から75歳まで年金受給15回で約42万円となりました。この金額であれば、雑所得である公的年金控除(103万円)が余裕でクリア出来ます。
NISA運用は運用額1,800万円に到達するのが65歳時点として最短5年で年間360万円を投資し、65歳からは100万円(運用益54万円と取り崩し46万円)で取り崩して行く仮定です。こちらのNISA所得は確定申告せず、税金は20.315%が免除されます。
表-2.年金60歳支給開始の年金+iDeCo年金受取+NISA運用
図-2は、繰上げ60歳から65歳までは、iDeCoの約42万円の雑所得とNISA枠で10万円~43万円の配当所得があり、65歳~75歳は年金218万円とiDeCo42万円とNISAの運用益3.5% のみ約100万円となり小計約360万円、75歳以降は年金218万円+NISA100万円のみになり小計約318万円でした。
図-2.繰上げ60歳 国民年金と厚生年金+iDeCo+NISAの四階層イメージ
前回(2024/6/14)のブログで年金受給開始60歳(繰上げ)と65歳で損益分岐点を計算していましたが、実際は年金受給額とiDeCo受給額の雑所得に「所得税・住民税・健康保険料」が減額され約3~5年は分岐点が後送りなります。
図-3.年金受給開始繰上げ60歳と65歳を添付します。
年金受給とiDeCo年金受取とNISA運用取り崩し金額を推計、60歳繰上げ受給比較 - FIRE4年目の人生ゲーム・ロードバイクと登山と写真
もし、単身者の「年金の壁(65歳以下103万円、65歳以降153万円)」の基礎控除額43万円が見直しされれば、住民税非課税世帯と減免した健康保険料の見直しで年金受給開始「60歳」が自分の場合も「メリット最強」になると考えられ早めに2025年内に閣議決定してほしいと思います。
図-3.年金受給開始繰上げ60歳と65歳
いつも最後まで見てくれてありがとうございます。