2023年9月でFIRE開始から丸2年になるので、サラリーマン時代の収入/所得(給与)と支出(家計出費など)と資産形成(貯金・投資など)をまとめました。
今回はブログ3部構成の第3部で資産形成とアセットアロケーション・ポートフォリオ分散をブログに記載します。投資額は古い記憶のため一部は概算と創作資料です。
サラリーマン収支の確認
サラリーマン生活36年の収入(給与)の収入の振り返りデータを下記に記載します。金額は概算金額なので、少し低めに記載しています。
※ 給与収入-(税金+財形・積立貯金+保険)=手取り
※ 手取り+配当所得+譲渡所得=給与所得
※ 退職所得や保険解約一時金は、55歳に入金されていて「平均値」には含めません。
収入所得:最低210万円~最高850万円、平均597.4万円、合計25,220万円でした。
年間の貯金:最低16万円~最高300万円、平均136.8万円、合計5,124万円でした。
所得の合計:最低176万円~最高671万円、平均329.4万円、合計16,233万円でした。
続いて前回のブログにサラリーマン支出38年間をデータを下記に添付します。
総収入:16,233万円で総支出:11,134万円、余剰資金:合計5,199万円でした。
貯金・財形貯蓄
資産の推移を表-1.アセットアロケーション資産の推移(1984年~2023年)と図-1.アセットアロケーション資産の推移(1985年~2023年)を添付します。
サラリーマンが資産を増やすには給与の貯金/預金が基本ですが、しかし、毎月の給与から余ったお金の預金は、20歳代は付き合い・遊び・趣味でなかなか貯まりません。
入社した会社には、毎月の給与を天引きで確実に預金できる財形貯蓄がありました。
給与(天引き)の財形貯蓄は、入社2年目から毎月1万円とボーナス5万円の一般財形で積立をスタートし、20歳代半ばから車などのローン返済が徐々に軽くなり、一般財形と住宅財形に合わせて月3~10万円とボーナス15~50万円で積立額を追加しました。
住宅財形は住宅購入(中古マンション購入)に使うと550万円まで税金優遇があり、また、当時はバブル崩壊前で年利5%以上あったので、金利の複利効果があるので貯金でも投資のメリットが高かった。
20歳から37歳まで財形貯蓄(給与天引き)は継続し、37歳の中古マンション購入時1,000万円に財形貯蓄は全て解約・積立も止めました。
30歳頃からは既に貯蓄癖が付いているので、財形貯蓄と銀行の積立定期預金と外貨預金(積立)など毎月5~20万円とボーナス20~50万円を行い、数百万円貯まると一部解約し車を買ったり趣味に使ったりし、余りは株取引の口座に振込しました。
外貨預金は当時円高(80円~100円以下)だったので短期(2~3年間)で100万円まで行いましたが、解約手数料などが高いのでお勧めしません。
株式投資
株式投資を始めたきっかけは、不動産バブルの崩壊で財形貯蓄が満額550万円になり、代わって定期積立預金を始めると銀行の利息が大幅に下がり対策が必要だった。
入社1985年から1995年頃の定期預金はバブル初期・中期の利息3.5%~6.3%、1998年の定期預金はバブル崩壊で利息0.2%以下まで下がっていた。超低金利時代の突入で株式投資は資産を増やすには必要不可欠になっていた。
1998年に松井証券でインターネット取引サービスが開始され、手軽に手数料が安く株式購入が出来るようになったので、2001年に松井証券で新規口座を開設しました。
当時はパソコンとインターネットが趣味だったので、ゲーム感覚で口座を開設しましたが、2000年頃はITバブルで日本でもYahoo!Japanの株式が1株100万円から100倍の1億円となり大きな話題となっていました。
株式投資を始めて「株取引の銘柄選び」は、仕事で取引がある会社や自分(趣味など)に関係性や興味のある会社・業界を選んで購入していました。
・会社の取引先、電気/通信業界(高配当の東電、東北電力、NTT、通信関係など)
・安定の銀行と証券会社(ネット取引が出来る銀行や証券会社など)
・自分の会社と同じ製薬業界(親会社やライバル会社高配当の株式など)
・バブル後に不景気になって来た派遣会社や転職サービスなど
・趣味の自動車・バイク産業(自分の乗っている自動車/バイクなど関連会社)
・ボロ株/話題株(短期取引でネット界わいで投機)何度か損も経験しました。
株式投資の資金は、初年度は約100万円からスタートし、定期預金の一部解約で毎年100~300万円と投資資金を入れ、国内の高配当株で得た配当(数10万円~150万円)を株式投資に約20年間継続して資金(最大で年400万円)にしていました。
30歳頃からは5年に一度ペースで車を買い替えていたので、株式投資の余剰資金から100~300万円位は使っていました。
株取引は、上がることもあるが景気後退2回で大幅に下がりました。2007年~2009年のリーマンショックでは株価の残高合計が約3,000万円から約1,000万円の1/3倍になり、2020年の新型コロナパンデミックでは約5,000万円が約4,000万円になりました。
2011年の東日本大震災では、原発事故後に高配当の優良企業だった東京電力と東北電力で約300万円ほど損切りしたことと、2018年に日産自動車は少し前までは高配当株だったが、ゴーン社長のシリア逃亡で無配に転落し損切りで約100万円ほど損しました。
投資で損したことは一生忘れられませんが、株式投資は「1銘柄・総資金5%~10%未満に分散しない」と塩漬け銘柄に陥りいつまでも損切り出来なくなります。
投機(FX・先物取引・暗号資産・レバレッジ取引)
投機のFX/先物取引、暗号資産・仮想通貨、高いレバレッジ取引などは行っていません。投機で一気に儲かった泡銭は、次の投機に回すので資産になりません。
FX/先物取引(還元率90%)は、ゼロサムゲーム(参加者全員の損益合計がゼロになるマネーゲーム)とマイナスサムゲーム(主催者と一部の人のみが得をして、多くの参加者は損をするマネーゲーム)でFX/先物取引はマイナスサムゲーム(還元率90%)とされ、同じようなマネーゲームで宝くじ(還元率45%)やパチンコ・スロット(還元率80%~85%)や競馬・競輪(還元率70~80%)と普通の人は必ず損をするマネーゲーム取引です。
FX取引は還元率90%と高いので、良く計算しないと損していることが分かり難く、勝っている時の記憶が刷り込まれパチンコ・パチスロと同じ博打です。但し、FXや先物取引はレバレッジを数十倍掛けると精神面で余裕が無くなり追従金(マイナス補填)に耐えられないので、パチンコ・パチスロの方が資金が少なく持ち金が無くなれば強制終了となり、パチンコ・スロットの方が損失が少なく少しマシと思います。
株式投資・債券投資・貯金は、プラスサムゲーム(参加者全員が得するマネーゲーム)です。銘柄選びは大事ですが配当や利息は必ず貰えます。
しかし、株式投資にボロ株や話題株の超短期デイトレ・高いレバレッジ取引、毎月高配当の投資信託などは、マイナスサムゲームの投機であって株式投資内部に隠れているので注意が必要です。
暗号資産・仮想通貨(ビットコイン・イーサリアムなど)は、遊戯王カードが人気でプレミアム価格になっているだけ、人気が覚めプレミアム価格が弾けると誰も欲しがらないので暗号資産・仮想通貨は無価値になります。
一部の国(エルサルバドル)では法定通貨になっているようですが、エルサルバドルに行くことは有りません。また、日本や米国などG7主要国で、もし仮に法定通貨になったらFX先物取引(ドル/円/各国通貨)と同じようになるだけで、安定した国の通貨は数年で価値が20倍や100倍に値上がりすることはありません。
表-1 アセットアロケーション資産の推移(1984年~2023年)
図-1.アセットアロケーション資産の推移(1985年~2023年)
現在のアセットアロケーション分散とポートフォリオ分散
資産のアセットアロケーション分散やポートフォリオ分散については、毎月細かく報告しているので、今回のブログは簡単に説明します。
毎月の資産管理で利用している資産分散を図‐2.アセットアロケーション資産分散とポートフォリオを図-3.ポートフォリオ分散投資比率に添付します。
アセットアロケーション資産分散は、オールシーズンズ戦略を目標にしています。
資産の分散目標は、株式30%、長期債券30%、短期債券20%、ゴールド10%、商品・不動産10%です。今後は債券比率を更に高め、ゴールドと商品・不動産の購入を少し行いたいと考えています。また、現金は年支出が約250万円~300万円なので、家計1年~3年分の約300万円~1,000万円以下を維持したいと考えています。
ポートフォリオ分散は、株式投資は日本株式の高配当株が5銘柄とiDeCo運用(米国株インデックスと全世界株式インデックスなど)、債券投資は米国債券ETFのヘッジ有が2銘柄、米国債券ETFが3銘柄、ドル建て債券(国内企業)が2銘柄となっています。
現在のポートフォリオでキャピタルゲインは仮に売却すると約23.0%・823.6万円上昇しており、インカムゲイン(配当金・分配金など)は年間で150.0万円(約4.06%で税引前178.9万円)になっています。
今後は、65歳の年金支給までの数年~8年間で現金の残り約3,000万円を債券投資と新NISA(Max1,800万円)で資産投資を増やして行く予定です。65歳時点で資産残高が約5,000万円になっているれば、年金(約200万円/年)とインカムゲイン約100万円/年で老後は安泰と思っています。
図-2.アセットアロケーション資産分散
いつも最後まで見てくれてありがとうございます。